イベントスタッフ、実は8割これ
イベントスタッフって聞くと、
- ステージ設営
- 音響
- 照明
- 機材搬入
- ケーブル整理
- インカムで指示出し
みたいな、“プロフェッショナルな仕事”を想像されがちです。
たしかにそういう仕事もあります。
ありますが、
実際のイベント現場の8割くらいは、
「さっき置いた物が見つからない」
です。
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まずイベント現場では、物が消えます。

いや、正確には消えてないんですけど、
“なんか見失う”。
これが本当に多い。
例えば、
「養生テープどこっすか?」
に対して、
3人くらいが同時に
「あれ?さっきまであったよね?」
と言い始めます。
いや知らん。
こっちが聞いてる。
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しかも不思議なのが、
イベント現場って
全員ちゃんと仕事してるのに、
全員ちょっとだけ混乱してる。
例えば朝。
搬入口には、
- 台車を押してる人
- なぜか走ってる人
- 無線で喋ってる人
- コーヒー飲みながら図面見てる人
- なんか怒られてる人
が同時に存在しています。
文化祭の前日を、
そのまま職業にしたみたいな空間です。
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あと、イベントスタッフは
めちゃくちゃ歩きます。

本当に歩く。
たぶん一般人の3倍くらい歩いてる。
なのに最終的に、
「今日なにしてたっけ?」
になる。
不思議です。
万歩計だけが、
努力を知っている。
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あと現場あるあるなんですが、
“脚立を持ってる人”、
だいたい忙しそうに見える。

これ、なぜなんでしょう。
別に立ってるだけなのに、
脚立を持つだけで
「今めっちゃ重要な仕事してます」
感が出る。
イベント業界の
“聖なる装備”なのかもしれません。
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それと、
イベント現場には必ず
「全部把握してるおじさん」

がいます。
- 誰がどこ行ったか
- どの機材が足りないか
- 搬入車が今どこか
- ケータリングが何時に来るか
全部知ってる。
怖い。
たまに未来まで見えてる。
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逆に新人スタッフは、
最初かなり戸惑います。
なぜなら専門用語が多すぎるから。
「そこバミっといて!」
「箱馬どこ!?」
「地明かりちょい足して!」
最初、
何語かわかりません。
でも3ヶ月後には普通に言ってる。
人類の適応能力ってすごい。
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あと個人的に好きなのが、
現場終わりの空気感。
朝からずっとバタバタして、
搬出終わって、
機材車見送ったあと。
あの、
“急に世界の音量が下がる感じ”。
あれ結構好きです。
さっきまであんなに騒がしかったのに、
急に静かになる。
文化祭が終わったあとみたいな、
ちょっとだけ寂しい感じ。
まあ5分後には
「じゃ、お疲れっした〜!」
って解散するんですけど。
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というわけで、
イベントスタッフの仕事、
実は8割くらいは
- 探す
- 運ぶ
- 歩く
- 確認する
- ちょっと焦る
で出来ています。
でもたまに、
本番がめちゃくちゃ上手くいって、
お客さんが楽しそうにしてる瞬間を見ると、
「まあ、またやるか」
ってなる。
不思議な仕事です。

